続・ここに幸あれ!国分寺市

国分寺市議会議員・幸野おさむ 市政の真実に迫るブログ

2017年7月の国分寺市長選挙にかけた想いを糧に・・ 更なる磨きをかけて、市政の真実に迫っていきます!

【第七小学校敷地内に整備する学童保育所は「平屋建て」でなく、少なくとも「二階建て」に!④(最終号)】市は「『2階建て』よりも『平屋建て』の方がコストが安い」と説明するが、トータルコストは高くつく。

前号までに、国分寺市が決定した60名の平屋建て」では、第七小学校区域内の学童保育所が抱える課題は、解決することができないことを指摘してきました。

それでもなぜ国分寺市60名の平屋建て」固執しているのでしょうか。

 

●最終的に市が主張しているのは「コスト問題」

最終的に市が答弁したことは「市負担ベース(国・都補助を除く)で、A案:60名の平屋建てであれば児童一人当たり44万円で出来る。B案:120名の2階建てでは児童一人当たり50万円かかる」という「コスト問題」でした。(※下記資料参照)

しかし、この点についても、市の考え方は「木を見て森を見ない考え方」であることを指摘しておきたいと思います。

※下記資料は「市議会資料」より(色字・色線は幸野が加筆)

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 2階建てよりも平屋建ての方が安いのは当然だが・・

確かに「コスト面」という点でいえば「二階建て」よりも「平屋建て」の方が建築費や市の負担が安くなるのは当然だと思います。

実際に市が答弁した数字をもとに計算してみましょう。

市が負担する金額については・・・

A60名の平屋建て」については、60名×44万円=2640万円となります。

B120名の二階建て」については、120名×50万円=6000万円となります。

市の負担で比較するとA「平屋建て60名」2640万円、B「二階建て120名」6000万円、差し引き6000万円‐2640万円=3360万円A案の方が安くなります。

確かにA案の方が安い!・・・と考えるのは早計です。

※下記資料は「市議会予算資料」(参考)より抜粋(赤線は幸野が加筆)

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(注:予算額では市の負担は2640万円ジャストにはなっていません。参考資料)

 

120名規模を確保することを前提にするなら平屋建ては高くなる

なぜなら、A60名の平屋建て」はあくまで「60名」の施設しか作っていないのです。

前号の記事までに明らかにしたように、「本多学童保育所・児童館の建て替え」「狭あい状況の改善」「4年生以上の受け入れ」を実現させるためには、最低でも「120名」規模の「定員数の増加」が必要だからです。

したがってB案を選択した際には一定のニーズを満たすことになりますが、A案を選択した際には、新たに別個で「60名」の施設を確保する必要性が生まれます。

その施設を確保するためのコストも合算して考えなければならないのです。

周辺の公共施設で「学童保育所」として活用することができる施設は見当たりません。そのため新たな土地を確保し、新たな建物をつくらなければなりません

すなわちA案を選択した際には2640万円+(新たな土地代+建設費)が必要になってくるのです。

そのための労力や時間も総合して勘案すると、まぎれもなくA案の方が高くつくのではないでしょうか。

 

●財政状況が改善する中、不十分な整備にしてはならない

しかも国分寺市の積立金(貯金)は大きく増加し、財政状況が著しく改善してきているのにもかかわらず「コスト問題」を理由に不十分な整備にとどまることは許されるものではありません(※下記資料参照)

市はあくまで「財政は厳しい」と言い続けていますが、逆説的に考えると市は「身近な公共施設の整備等を抑制させたい」から「財政は厳しい」と言い続けているように映ります。

一方では国分寺駅北口再開発」に続き、「新庁舎建設」「仮称・リサイクルセンター」等の大型事業の建設には多大な税金を投資しようとしているのですから。

※下記資料は「幸野作成市議会資料」より

 

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●保護者のまっとうな意見にも耳を傾けず

1月に開かれた本多学童保育所の保護者説明会では、参加した保護者の方から「お金をかけるところにはしっかりとかけてほしい」「せっかく建てるなら中長期的に考えて2階建ての方がよい」「長く使うことになるので1年遅れてもいいから良いものを作ってくれたほうがいい」との意見も出されておりました。

市はこうした声に応えず60名の平屋建て」を決定してしまったのです。この決定は、今後の全市的な学童保育所整備への悪影響が出る危険性があることだけは改めて強調しておきたいと思います。

 

【第七小学校敷地内に整備する学童保育所は「平屋建て」でなく、少なくとも「二階建て」に!シリーズ】は今号で終了です。

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学童保育・狭あい・4年生以上受け入れ: ここに幸あれ!国分寺市